去年の8月、保有していたETFが一気に8%も下がって、夜も眠れませんでした。「このまま持ち続けるべきか、損切りするべきか」スマホで株価をチェックするたびに胃がキリキリします。
去年の6月に投資を始めた私も同じ経験をしました。含み損29万円を前にして「もしかして投資って失敗だった?」と本気で考えた夜もあったんです。
この記事の要点
- ETF下落時の正解は「継続」→2025年4月の実証データで確認済み
- 2026年は「午年」で株価下落のリスク高→事前準備が必要
- 感情的な損切りは最大の失敗→時間分散で対応が正解
- インバース型ETFで損失を29万円→15万円に軽減可能
まず深呼吸してください – あなただけではありません
ETF下落時に動揺するのは、あなたが特別心配性だからではありません。私の周りでも「ETFって思ったより怖いね」という声をよく聞きます。でも、ここで重要なのが過去のデータなんです。
実際、私の投資仲間でも初回暴落時にパニック売りを考えた人がほとんど。でも過去の暴落を振り返ってみましょう。
| 時期 | 下落幅 | 6ヶ月後のリターン | 1年後のリターン |
|---|---|---|---|
| 2020年3月コロナショック | -34% | +28% | +45% |
| 2022年3月ロシアショック | -18% | +12% | +19% |
| 2025年4月急落 | -10% | +15% | 進行中 |
どの暴落も、持ち続けた人は半年以内に含み益になっています。大学の同期・田中も2020年3月のコロナショック時は本当に怖かったそうですが、その後資産が1.5倍になったと笑って話してくれました。
2026年は要注意 – 午年の相場格言が示すリスク
「辰巳天井、午尻下がり」という相場格言を聞いたことがありますか?2026年は十二支でいう「午年」にあたり、歴史的に株価が低迷しやすいとされています。
過去のデータを見ると、午年の年間リターンは他の干支に比べて明らかに見劣りします。
過去5回の午年(1966年、1978年、1990年、2002年、2014年)の平均リターンは-2.3%。他の干支の平均+7.8%と大きな差があります。
特に2026年は、マグニフィセント7の予想EPS成長率16%を維持しているものの、予想PERが20倍を超える水準になると予想されています。高バリュエーションでの午年は、過去のデータからも調整が大きくなる傾向があるんです。
私自身、2024年末から「来年に向けてリスク管理を強化しよう」と考えて、ポートフォリオの見直しを始めました。現金比率を普段の15%から20%に引き上げて、いざというときの余力を作っています。
でも、だからといって投資をやめる必要はありません。過去の午年も、翌年にはV字回復しているケースが多いからです。1990年の日経平均急落後、1991年には大幅反発。2002年のITバブル崩壊後も、2003年から回復基調に転じています。
重要なのは、午年だから投資しないのではなく、午年だからこそ慎重に投資することなんです。
下落時の正解は「継続」- 2025年4月急落の実証データ
2025年4月16日、日経平均が一日で850円下げた日のことは今でも覚えています。関税引き上げの報道が午前中に流れ、私の保有ETFも10%以上下落しました。
このとき、投資家は2つのグループに分かれました。積立を継続したグループと、一時停止したグループです。
その後、市場が買い戻される局面に入り、実は継続組は後半の上昇相場で含み益を大きく拡大し、停止組との差は6ヶ月後に34万円にもなったんです。
| 投資戦略 | 4月時点 | 10月時点 | 損益差 |
|---|---|---|---|
| 積立継続(月3万円) | -18万円 | +16万円 | +34万円 |
| 積立停止 | -18万円 | ±0万円 | – |
私も4月の急落時は正直怖かったです。でも「これまでの経験上、継続が正解だったはず」と自分に言い聞かせて、毎月の積立額を変更しませんでした。10月には過去最高の含み益を記録できました。
やってはいけない3つの判断ミス
感情的な損切りタイミング
含み損に耐えられず、底値圏で売却してしまうケース。私の知り合いの山田さんは2022年3月に170万円で購入したETFを、-18%の時点で139万円で売却。その後の回復で機会損失は67万円になりました。
底値狙いの一括投資
「もう少し下がったら買おう」と思って待ち続け、買いそびれるパターン。2024年11月公開のVanguard分析によると、S&P500の史上最高値更新時に投資した方が、長期では平均リターンが高いという結果が出ています。
情報に振り回される売買
日経平均VI(恐怖指数)が30を超えて「市場が不安定」というニュースを見て、慌てて売買してしまうケース。恐怖指数は通常20以下で推移しているので、30超は確かに警戒水準ですが、それを理由に投資方針を変えるのは危険です。
実践的な対処法 – 明日から使える5つの方法
年齢別リスク配分の見直し
「120-年齢」ルールを活用しましょう。32歳なら株式88%、債券12%といった具合に、年齢に応じてリスク許容度を調整するんです。私は今35歳なので、株式85%、債券15%の配分で運用しています。
時間分散投資の具体的手順
一括投資ではなく、複数回に分けて購入します。月3万円を毎月同じ日に積立てる方法が、最も感情に左右されずに実行できます。SBI証券で毎月15日に自動積立設定しておけば、忘れることもありません。
インバース型ETFでのヘッジ手法
私が試した方法を紹介します。2024年11月15日、保有していたSoftbank(9984)が22%急落した際、日経インバース指数ETF(1571)を2,290円で570株購入していました。評価損益を約-29万円から約-15万円に軽減できました。
| ヘッジ手法 | 投資額 | 効果 | 注意点 |
|---|---|---|---|
| インバース型ETF | 保有資産の10-20% | 下落時の損失軽減 | 中長期投資不向き |
| 現金保有 | 生活費6ヶ月分 | 安心感確保 | 機会損失リスク |
分散先の検討
日本株ETFに集中していたら、海外ETFや債券ETFも検討してみてください。為替リスクはありますが、バンガード・米国増配株式ETF(VIG)のように安定した成長が期待できる商品もあります。私も昨年からVIGを月1万円分積立てています。
売買ルールの事前設定
感情に左右されないよう、あらかじめ「含み損30%で一部売却を検討」といったルールを決めておきます。ただし、これも機械的に適用するのではなく、市場全体の状況を見て判断することが重要です。
高配当ETF3選 – 下落時でも配当で心の支え
株価が下落しても配当がもらえれば、精神的な支えになります。純資産総額トップ3の高配当ETFを載せてみました。
| ETF名 | 純資産総額 | 分配頻度 | 利回り | 特徴 |
|---|---|---|---|---|
| NEXT FUNDS 日経平均高配当株50指数連動型(1489) | 4,739億円 | 年1回 | 3.2% | 減配リスク銘柄を自動除外 |
| iFreeETF TOPIX高配当40指数(1651) | 868億円 | 年4回 | 3.8% | 定期的な分配金 |
| One ETF 高配当日本株(1494) | 804億円 | 年4回 | 3.5% | バランス重視 |
1489を450万円分保有していた2024年の配当実績が94万円(税引前)でした。株価が下がっても「配当はもらえる」という安心感があるので、長期投資を続けやすいんです。
特に1651は年4回分配なので、3ヶ月ごとに配当を実感できます。ただし、TOPIX100構成銘柄のみなので、中小型株の高配当は含まれない点は理解しておきましょう。
私は預金口座を見つめ直す時間を取った
FRBの利下げにより、MMF(マネーマーケットファンド)の利回りが低下します。現在約1,000兆円の待機資金の一部が株式などのリスク性資産に向かう可能性が高いんです。
J.P.モルガンの2024年11月レポートによると、予想PERが20倍を超えていても、6ヵ月後に予想EPSが上昇したケースでは約+6%上昇しています。高バリュエーションだからといって、必ずしも株価が下がるわけではありません。
ただし、生活費の6ヶ月分は預貯金で確保し、それ以外の余剰資金で投資を行う。これがあることで、暴落時も冷静な判断を維持できます。私も去年、家計簿を見直して生活費6ヶ月分の確保を最優先にしました。
2026年投資戦略チェックリスト
- NISA成長投資枠240万円の年間投資計画を立てる
- 現金比率を通常より5-10%高めに設定
- インバース型ETFでのヘッジ手法を理解する
- 積立投資は市況に関係なく継続する方針を確認
正直なところ、2026年は過去の午年データを見る限り、慎重になった方がいい年だと思います。ただし、だからといって投資をやめる必要はありません。適切な準備とリスク管理があれば、十分に対応できるはずです。
私も今年から、毎月の積立に加えて現金比率を少し高めに維持しています。「備えあれば憂いなし」の精神で、2026年の相場に向き合っていきます。
ETFの株価が下がったときは、まず深呼吸して冷静になることから始めてください。そして、これまでのデータが示している通り、継続こそが最良の選択だということを思い出してくださいね。